キノコキトサンのダイエット効果!えのきを食べると内臓脂肪が落ちる?

低カロリーで食物繊維が豊富なきのこ。
これまでも散々“ダイエットにいい!”と言われてきた野菜ですが、きのこの栄養素とその効果に今再び注目が集まっています。
例えば、最近こんな話を耳にしたことはありませんか?
「えのきで内臓脂肪が落ちる」
「まいたけで免疫力がUPする」
「しめじでよく眠れるようになった」
こういった話を聞くと、もっと積極的に野菜もしっかり食べなきゃと思いますよね。
でも、きのこって食べ方がワンパターンになりやすく、「鍋や野菜炒めくらいしか思い浮かばない・・・」という声もチラホラ。
そこで今回は、えのき・マイタケ・しめじの効果・効能とこれらを美味しく食べられるレシピをまとめてご紹介!
きのこの持つ驚きのパワーをぜひあなたも実感してみてくださいね。
キノコキトサンのダイエット効果!えのきを食べると内臓脂肪が落ちる?
キノコキトサンのスゴいパワー
【えのき編】
きのこ特有の栄養成分で食物繊維の一種
キノコキトサンとはきのこ類に数%のみ含まれる食物繊維の一種。β-グルカン、植物性キトサン(キノコ由来)、複合糖質などの総称です。
糖の吸収を抑え体外へ排出する効果がある
キノコキトサンの主な効果はダイエット効果であり、脂肪や糖の吸収を抑え、分解・燃焼および排出をサポートしてくれます。
水や胃酸に強い
キノコキトサンは水や胃酸に強い成分で摂取すると胃で少し膨張し、そのまま腸までしっかりと届きます。腸に届いてからは粘膜を強力に保護して、食べ物に含まれる糖や脂質の吸収を抑える効果を発揮。だから、ダイエットに最適な食材なのですね!
キノコキトサンの吸収率をUPする食べ方
きのこの栄養価が上がる保存場所は?
きのこは凍らせると栄養価がアップします。その上、冷凍するとキノコキトサンの吸収率も高まるので、買ってきたきのこは冷蔵庫ではなく冷凍保存がおすすめです。
きのこの食べ方は?
おすすめの食べ方はきのこを冷凍して保存できる“えのき氷”がおすすめ。えのき氷とは長野県・中野市のJA中野が考案した冷凍きのこのペーストのこと。作り置きをしておくと様々な料理に活用できます。
【えのき氷の作り方】
①えのきの石づきの部分を落とす
②三等分くらいにカットして、ミキサーにかけてペーストに
③鍋で1時間ほど煮詰める
④粗熱をとったら製氷皿に流し込み、冷凍庫で凍らせて完成!
えのき氷で花粉症が改善する!?
最新の研究でキノコキトサンは“花粉症の改善”にも良いことが判明しました。花粉症の被験者がスギ花粉の飛散時期にえのき氷を1ヶ月摂取したところ「アレルギー症状の抑制効果があった」とのことなので、きのこが辛い花粉症シーズンの救世主になるかも!?
キノコ氷はどうやって食べる?
基本的には何にでも使えます!例えば、シチューやスープに入れたり、だしの代わりに味噌汁に入れたり。発祥の地・長野では、カレーに入れて食べる家庭も多いんだとか。
オススメのレシピ えのき氷を使った親子丼
えのき氷を使った親子丼は、安定のおいしさ。鶏肉はサラダチキンでも代用できるので、覚えておいてくださいね。
【材料】(2人分)
鶏肉1/2 枚
玉ねぎ 1/2個
えのき氷 2個
卵 3個
※先に鍋に入れるもの
だし 40cc
みりん 80cc
酒 適量
水 1カップ
【作り方】
①鍋に※(水・だし・みりん・酒)を入れる
みりんの量は、だしの2倍と覚えておくといいですね。
②具材を入れて煮る
スライスした玉ねぎ、一口サイズにカットした鶏肉、えのき氷を入れて鶏肉に火が通るまでしっかり煮ましょう。
③ほぐした卵を入れて、ご飯にのせれば完成!
ネギものせるとさらに美味。
オススメのレシピ えのきステーキ
えのきの軸大きめの輪切りにしたステーキは、遠目で見ると本物のお肉のステーキに見えるボリューム感!キノコキトサンたっぷりでヘルシー。ダイエット中にも安心ですね!付け合せには糖質少なめのブロッコリーがおすすめです。
【材料】(2人分)
えのきの軸 2個
小麦粉 適量
バター 適量
しょうゆ 適量
【作り方】
①えのきを大きめにカット
石づきを落として、3cmくらいの輪切りにしてボリューム感を出すと◎
②フライパンを熱する
バターとしょうゆを入れて熱しておきましょう。
③えのきに小麦粉をまぶしてフライパンで焼けば完成!
エノキタケリノール酸のスゴいパワー
エノキタケリノール酸とは?
エノキタケにのみ含まれる成分で4つの脂肪酸が結びついたもの。えのきを天日干しすることで、その効果はより高まります。
8週間摂取したら内臓脂肪が約20%減少
メタボ体型に悩む男女の被験者に、エノキタケリノールを含むお茶を毎日8週間摂取してもらったところ、「内臓脂肪の数値が約20%減少する」という驚きの結果が!
アドレナリンを活発化させ、脂肪の分解を促進
エノキタケリノール酸には、アドレナリンの働きを活性化させ、脂肪の燃焼や分解をサポートする作用があると言われています。
運動前の摂取でさらに効果も高まる!
えのきに含まれるこの驚きの成分は、脂肪細胞などに働きかけ、運動をしている時と同様の作用をもたらすのだそう!
つまり、脂肪の分解が活性化している状態なので、えのきを摂取してから(前日の夜もしくは朝)運動すると脂肪燃焼の効果も高まるというわけです。
寿命が伸びる!?まいたけのスゴいパワー
【マイタケ編】
β-グルカンが免疫細胞マクロファージをパワーアップ
まいたけに含まれるβ-グルカンは“免疫力アップ”の効果が期待できる成分として知られています。
中でも、免疫細胞のマクロファージをパワーアップさせる効果があるとガン患者などからも注目を集めています。
身体が弱い、風邪をひきやすい人にはまいたけがオススメ
虚弱体質で風邪やインフルエンザなどにしょっちゅうかかっている・・・という場合は、免疫力が人よりも低い可能性大。免疫力に働きかける“まいたけ”を積極的に摂るようにしてみてください。
β-グルカンを効率よくとれる食べ方は?
水洗いするとβ-グルカンが流れてしまうので、パックから出したら洗わずにそのまま調理するのがポイントです!汚れが気になる場合は、キッチンペーパーやティッシュなどでふき取ると◎
オススメのレシピ まいたけ入り豚のしょうが焼き
まいたけの酵素が豚肉のタンパク質の吸収率をアップ!免疫細胞を活性化させる最強レシピをご紹介。ボリューム満点なので、お肉は少量でも満足できますよ。
【材料】(2人分)
豚肉 160g
まいたけ 1パック
小麦粉 少々
※味付けに使うもの
酒 大2
しょうゆ 大2
みりん 大2
砂糖 小1
すりおろししょうが 小2
【作り方】
①豚肉に小麦粉をはたいてフライパンで炒める
②まいたけも入れる
③※味付けに使うものを加えて、具材と絡める
④キャベツの千切り、トマトなどを添えて完成!
オススメのレシピ まいたけの天ぷら
まいたけに含まれる栄養素は、熱に強いので天ぷらで高温調理しても壊れません。ダイエット中には避ける人が多い揚げ物も、きのこなら罪悪感なく食べられるはず。もう少しヘルシーにしたい場合は、ころもをつけずに素揚げするのもおすすめです。
【材料】(2人分)
まいたけ 1パック
油 適量
ころも
小麦粉 1/3カップ
卵 1/3個
冷水
【作り方】
①ころもを準備しておく
②カットしたまいたけにころもをつける
③油で揚げる
しめじ オルニチンのスゴい効果
【しめじ編】
睡眠の質が良くなる・熟睡できる
肝臓に良いとお酒を飲む人の間で注目されていた成分「オルニチン」。近年は、ノンレム睡眠(深い睡眠)の時間を増やし、「睡眠の質の向上につながる」との研究結果で最注目されています。
しめじのオルニチンはしじみの約5倍!?
オルニチンといえば貝のしじみに多く含まれている成分ですが、しめじにはその “約5倍”のオルニチンが含まれていることは、実はあまり知られてはいません。
毎日の食べやすさを考えると、しめじの方が調理も簡単で取り入れやすいですよね。
安い時にまとめて買って、ほぐして冷凍しておくといつでも簡単に使えて便利ですよ。
オルニチンを効率よくとれる食べ方は?
しめじの味噌汁は、水に溶けやすいオルニチンの成分を余すことなく摂取できる最強メニュー。汁まで残さずに飲むことが大事です。味噌に含まれるトリプトファンにも快眠効果があるので、眠りに悩んでいる人は毎日の献立に味噌汁をプラスして。
相性のいい具材は?
睡眠を誘うグリシンやアミノ酸が含まれているホタテもプラスすれば、さらにその効果もアップ。
ホタテは缶詰をストックしておくと手軽です。
ホタテとしめじを入れてオリーブオイルとニンニク、塩こしょうでアヒージョにするのも◎
今日のまとめ
キノコキトサンのダイエット効果!えのきを食べると内臓脂肪が落ちる?
1年中、価格が安定していいて低価格で手に入るきのこはダイエット以外にも、花粉症や免疫力アップ、安眠などの効果が期待できます。
体調などに合わせてえのき・まいたけ・しめじを使い分けて食べると、より効果的です。
きのこは冷凍することで栄養価が高まりますが、天日干しもおすすめでビタミンDやビタミンKが増えることもわかっています。
鍋料理や炒め物以外にも、様々なレシピがあるのでぜひ色々な料理にプラスしてみてくださいね。
◉ キノコキトサンのスゴいパワー
・きのこ特有の栄養成分で食物繊維の一種
・糖の吸収を抑え体外へ排出する効果がある
・水や胃酸に強い
◉ エノキタケリノール酸のスゴいパワー
・エノキタケリノール酸とは、エノキタケにのみ含まれる成分で4つの脂肪酸が結びついたもの
◉ 寿命が伸びる!?まいたけのスゴいパワー
・β-グルカンが免疫細胞マクロファージをパワーアップ
・身体が弱い、風邪をひきやすい人にはまいたけがオススメ
・β-グルカンを効率よくとれる食べ方は?
◉ オルニチンのスゴい効果
・睡眠の質が良くなる・熟睡できる
・しめじのオルニチンはしじみの約5倍!?
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